〇〇さんが普段全くやる気がないんだよねぇ~
と思わず嘆いてしまいそうになる場合はありませんか。
この記事では、相手のやる気を引き出す方法を紹介します。
上司、リーダーの方、ぜひご覧ください。
相手のやる気を引き出す方法【ペップトーク】
この記事からは次のことを知ることができます。
- 相手のやる気を引き出すペップトークとは。
- ペップトークの話術構成。
- ペップトークのポイント。
次から詳細を説明していきます。
相手のやる気を引き出すペップトークとは。
ペップトークとは、
ペップトーク(Pep Talk)はスポーツ選手を励ますために指導者が試合前や大事な練習の前に行う短い激励のメッセージのことを指す。
現在は語学と心理学の分析も進み、アメリカではセールスマンの営業研修やIT技術者のモチベーションアップ研修にも取り入れられている。
語源はpep(元気)、pep up(元気づける)という言葉から来ている。
上記のとおりです。
世界屈指のプロテニスプレーヤーである、大坂なおみ選手はメンタルが弱い選手として知られていました。
しかし、当時のコーチのサーシャ・バインさんのポジティブな励ましもあったことで、全米オープンで優勝することができました。
この励ましもこうした手法のひとつといえます。
ペップトークの話術構成。
ペップアップは相手を元気にさせるためのものですので、相手にきちんと伝わり、相手が納得し受け入れるものでなくてはなりません。
そのため、人間の思考を論理的に分析した結果、次の4つのポイントを順番に沿って話をすることでより大きな成果を出せる(元気を出せる)ということが分かっています。
- 順序1:受容(事実の受け入れ)
- 順序2:承認(とらえかた変換)
- 順序3:行動(してほしい変換)
- 順序4:激励(背中のひと押し)
具体例を1つご紹介します。
順序1:受容(事実の受け入れ)
まずは、相手の感情や状況を理解し受け入れましょう。
そうすることで、悩みや緊張、不安に思っている相手は、気持ちが楽になるものです。
そして気持ちが楽になることで、人の話を聞く余裕が生まれるのです。
例:「今月の売り上げが全然出ていないみたいだね。」
順序2:承認(とらえかた変換)
ここでは、相手の感情や状況をプラスの表現に置き換えます。
例:「現状を見直すことで、これまでに気づくことのできなかったポイントに気づけるチャンスとなるかもね。」
順序3:行動(してほしい変換)
ここでは、これからやってほしい行動を伝えます。
例:「1つ1つ見直しをかけ、問題点を見つけていこう。」
順序4:激励(背中のひと押し)
最後は、相手の性格を踏まえたうえで、その人にふさわしい言葉で激励します。
例:「大丈夫、君ならできる!」
このように順番に沿って話を進めることで、相手を元気にさせることができるのです。
ペップトークのポイント。
ポイントはいくつかありますが、超重要なポイントをご紹介します。
- 言い方1つで捉え方は変わる。ポジティブな言葉を使おう。
- 相手のやる気スイッチを意識しよう。
- 普段からの人間関係の構築が重要。
上記の3つです。
言い方1つで捉え方は変わる。ポジティブな言葉を使おう。
相手が保持している力を100%発揮できるかどうかは、心の状態によって変わってきます。
例えば、下記の2つの言葉を言われるすると、どちらのほうが力を発揮できそうでしょうか。
①:「この仕事は大変だと思うけど、頑張ってくれよな。」
②:「この仕事は君にとってスキルアップにつながるものだ。頑張ってくれよな。」
多分②のほうが、より力を発揮できそうと思う人がほとんどだと思います。
言い方1つで、人の心は大きく変わるのです。
ぜひポジティブな言葉選びで元気を与えましょう。
相手のやる気スイッチを意識しよう。
ペップトークとは自分が言いたいことを言えばいいというものではありません。
ペップトークをきっかけに、相手にやる気を出してもらう必要があるのです。
ずばり、相手のやる気スイッチをONにさせる必要があるのです。
ここで難しいのが、人によってやる気の出るポイントは違うということです。
万人に共通して使えるような、万能な言葉というものはありません。
そのため、相手に合った言葉を使ってやる気を引き出す必要があるのです。
相手の状況や感情と、相手がどんなタイプの人間なのかを見極め、スイッチをONにしてあげましょう。
普段からの人間関係の構築が重要。
これがかなり重要です。
いくら話術スキルのアップを図ろうと、そもそも相手が自分の言葉を聞き入れる状態でないと話になりません。
そして、普段からの関係性によっても変わってきます。
だってそもそも嫌いな人間の話なんか聞きたくないですよね。
逆に信頼や尊敬できる人からの言葉だったら、すっと入ってきますよね。
人間関係の構築方法を語りだすと、なが~くなってしまいますのでここでは割愛しますが、超重要事項であること覚えておきましょう。
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