あなたは、「自分がプロのビジネスパーソンだ」と胸を張って言えるでしょうか?
おそらく多くの人が、胸を張ってそのようなことは言えないと思います。
ビジネスパーソン、サラリーマンであっても、プロはプロです。
プロである以上、「自分はプロである」と胸を張って言えなければなりません。とはいっても、ビジネスパーソンとしてプロであるためにどういう意識を持ったらいいか、わかりづらいですよね。
今回は、プロのビジネスパーソンなら持っていて当たり前のマインドについて説明します。
「持っていて当たり前」とは言いましたが、多くのビジネスパーソンはこれを持っていません。
なので、これを読むだけで周りのビジネスパーソンに大きく差をつけることができますよ。
1.勝負所で遅刻・欠勤は絶対しない
プロのビジネスパーソンなら持っていて当たり前のマインド1つ目は、「勝負所での遅刻・欠勤は絶対しない」ことです。
誰もが人間として生きている以上、遅刻・欠勤をしてしまう状況はあります。
しかし、プロであれば、そこが勝負所なら決して穴を空けないのです。
なぜなら、会社や上司にとって最も頼りになるのは、逃げない人・その前提として常に出社してくれる人だからです。自分が上司の立場だとして考えてみてください。
今日は大切な取引先との営業の日、しかし当日になって同行するはずの部下が「体調不良で休みます」と言ってきたとします。
あなたはどう思いますか?おそらく「病気ならしょうがない」と思いつつも、「何でこんな大切な時に体調崩すかな」と心のどこかで否定的に思うのではないでしょうか。
前述の通り、ビジネスパーソンもプロです。
プロである以上、調子が悪かろうが、雨が降ろうが、槍が降ろうが休んではいけない「勝負所」があります。
その勝負所を見極めて、自分が何を優先すべきなのかをしっかり考えること。「勝負所で遅刻・欠勤をしない」というのは、その土台となるようなマインドなのです。
2.欠勤するなら仕事の状況を報告する
プロのビジネスパーソンなら持っていて当たり前のマインド2つ目は、「欠勤するなら仕事の状況を報告する」ことです。
欠勤の連絡をする時には、つい欠勤の理由のみ話してしまいがちですが、大事なのは、自分の抱えている仕事の状況を報告することなのです。
なぜかというと、上司の立場からして、最も気になっている情報は「あなたが欠勤することで、全体の仕事に支障が出るか」だからです。
あなたの仕事が1日休んでも問題ないほどスムーズに進んでいるなら問題ありませんが、そうでないなら代役を立てるなど、何らかの対策を講じる必要があります。
そういったことを懸念している中で、部下が「Aの仕事の状況については〇〇です」などと報告をしてくれたとします。
上司からすると、いちいち聞き返す必要もなければ、自分で確認作業をする必要もないので安心できる、ということになります。
プロのビジネスパーソンとしてやっていくのであれば、上司の視点に立って物事を考えることは必須です。
上司の視点に立ち、先回りして仕事の状況を報告することこそ、プロのビジネスパーソンとしてのあり方なのです。
3.残業に対して、自分なりの美学を持つ
プロのビジネスパーソンなら持っていて当たり前のマインド3つ目は、「残業に対して、自分なりの美学を持つ」ことです。
ビジネスパーソンとして会社に所属している以上、余程暇な会社でもない限り、残業ゼロで生きていくことはできません。
なので、その残業をどのような基準で行うのか、自分のアウトプットの品質とワークライフバランスの天秤のかけ方が大切になってきます。
一番良くないのが、「みんな残っているから」と残業をすること。
その時間は何の生産性も生み出しませんし、そのような残り方は時間の無駄です。
では、残業に対する理想の対応はどのようなものでしょうか。
それは「仕事は締め切りまでに終わらせる」と確約し、自分のプライベートも加味しながら残業の有無を決めることです。
具体的にいうと、プライベートの予定が入っている時に仕事を振られた場合、「今日は帰らせてください。仕事は締め切りまでに仕上げます」といって帰るなどです。
もっとも、常にこういった対応ができる状況下にあるかというとそうではないので、注意が必要です。
ビジネスパーソンとして生きている以上、残業とは切っても切れない関係になります。
だからこそ、自分が出すべきアウトプットの質と自分のプライベートを天秤にかけて残業するか決める。それこそが、残業に対して美学を持って仕事をするということなのです。
4.時間に余裕を持つ
プロのビジネスパーソンなら持っていて当たり前のマインド4つ目は、「時間に余裕を持つ」ことです。
時間に余裕がなければ焦ってしまい、またちょっとの不慮の事故などでアポイントに遅れてしまうなんてことにもなりかねません。
そういったことを避けるために、極力時間には余裕を持つようにする必要があるのです。
例えば、重要なアポイントメントの時は、余裕を持って1時間前には現地付近に着いておき、訪問先のビルの入り口から受付まで確認しておきます。
そして、近くのカフェに入って他の仕事を片付けたり、ゆったり待機したりするのです。
重要なアポイントメントで遅刻してはいけないのは、先程述べた通りです。
なので、重要なアポイントメントの時は、これくらいやるのが理想的です。そうすることで、自分自身にも精神的な余裕ができるからです。
不慮の事故などは回避することはできません。
しかし、焦りによるミスや遅刻などは、時間に余裕を持つことで、かなりの高確率で回避することができます。
だからこそ、時間に余裕を持って行動するよう心がけることが重要なのです。
5.物事について、プラスに捉える
プロのビジネスパーソンなら持っていて当たり前のマインド5つ目は、「物事について、プラスに捉える」ことです。
これは、全てにおいて楽観的になれというわけではありません。どういうことなのか、具体例をもって説明します。
例えば、上司から仕事を丸投げされたとします。
ここで「丸投げされたけど、まぁいっか」というのはただ楽観的なだけです。物事をプラスに捉える人の場合、「仕事を自由にやるチャンスだな」と考え、自由に仕事をするのです。
物事をプラスに捉えることによって、どんな仕事も自発的に行えるようになります。楽観的になるのではなく、物事をプラスに捉えることこそが、プロのビジネスパーソンを成長させるのです。
まとめ
プロのビジネスパーソンなら持っていて当たり前のマインドは、以下の通りです。
- 1.勝負所で遅刻や欠勤をしない
- 2.欠勤するなら仕事の状況を報告する
- 3.残業について、自分なりの美学を持つ
- 4.時間に余裕を持つ
- 5.物事について、プラスに捉える
ビジネスパーソンといえど、あなたはその道のプロでなくてはいけません。
プロである以上、なすべきことは他にもたくさんあります。しかし、それらの前提として土台となるのが、これらのマインドなのです。
あなたも、今日からこれらのマインドを意識して仕事に励んでみてください。
そして1ヶ月後、改めて「自分はプロのビジネスパーソンか?」と自分自身に問うてみてください。きっと、その時には胸を張ってイエスと言えることでしょう。
あなたが、プロのビジネスパーソンとして、会社で、社会で、そして世界で大きく羽ばたけますように。
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