本記事ではこのような疑問にお答えします。
もくじ
- EOS 80dと90dの違い。
- どんな人におすすめのカメラなのか。
この記事を書いている私は、一眼レフ歴4年です。
カメラが大好きで、ネットやYoutubeなどでいろんなカメラを見て漁っています。
そんな私が見た、EOS 80dと90dについて書いていきます。
それぞれのカメラが気になっている方は、ぜひご覧ください。
Canon EOS 80dと90dの違いを解説【用途ごとのおすすめも紹介します】
まずはスペックの違いから見ていきます。
とはいえ、80dと90dの間は3年半も開いています。(80d:2016年3月25日発売、90d:2019年9月20日発売) なのでもちろん全体的にスペックアップしているのですが、その中でも気になるポイントをご紹介していきます。
Canon EOS 80dと90dのスペック表
※青文字が注目ポイントです。
EOS 80D | EOS 90D | |
撮像素子 | CMOSセンサー | |
有効画素数 | 約2420万画素 | 約3250万画素 |
有効センサーサイズ | 約22.3×14.9mm (APS-Cサイズ) | 約22.3×14.8mm (APS-Cサイズ) |
映像エンジン | DIGIC 6 | DIGIC 8 |
ファインダー方式 | ペンタプリズム使用、アイレベル式 | |
ファインダー視野率 | 上下/左右とも約100% | |
ファインダー倍率 | 約0.95倍 | |
ファインダー時 測距点 | 45点 | |
ファインダー時 測距輝度範囲 | EV-3~18 | |
ファインダー時 測光方式 | 7560画素RGB+IR測光センサーによるTTL開放測光 63分割測光 | 約22万画素RGB+IR測光センサーによるTTL開放測光 216分割測光 |
ファインダー時 測光輝度範囲 | EV 1~20 | |
ライブビューフォーカス方式 | デュアルピクセルCMOS AF方式 | |
ライブビュー時 AFポジション | ? | 最大5481ポジション |
ライブビュー時 測距エリア | ? | 横:約88%、縦:約100% 横:約80%、縦:約80% |
ライブビュー時 測距輝度範囲 | EV 0~18 ※動画の場合 EV 0~18 | EV-5~18 ※動画の場合 フルHD:EV-3~18 4K:EV-2.5~18 |
ライブビュー時 測光方式 | 撮像素子によるリアルタイム測光 315分割測光 | 撮像素子によるリアルタイム測光 384分割測光 |
ライブビュー時 測光輝度範囲 | EV 0~20 | EV-2~20 |
連続撮影速度 | 高速連続撮影:最高約7.0コマ/秒 | 高速連続撮影(光学ファインダー撮影時):最高約10コマ/秒 高速連続撮影(ライブビュー撮影時):最高約11コマ/秒 ※[サーボAF]設定時は最高約7.0コマ/秒 |
シャッター速度 | 1/8000~30秒、バルブ(すべての撮影モードを合わせて) | 1/8000〜30秒(電子シャッター時は最高1/16000)、バルブ |
ISO感度(推奨露光指数) | 100~16000(拡張25600相当) | 100-25600(拡張51200相当) |
液晶サイズ | ワイド3.0型/TFT式カラー液晶モニター | ワイド3.0型(3:2)/TFT式カラー液晶モニター |
液晶ドット数 | 約104万ドット | |
Wi-Fi機能 | ○ | |
NFC | ○ | × |
Bluetooth | × | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | 約1390枚 | 約1860枚 |
撮影可能枚数(ライブビュー) | 約340枚 | 約510枚 |
スロット数 | 1 | |
4K対応 | × | 〇:29.97/25.00p ※クロップなし |
瞳AF | × | ○ |
注目ポイント①:有効画素数
有効画素数が約2420万画素から、約3250万画素にアップしています。個人的には、約2420万画素で十分でしたので、約3250万画素も必要ないのではと感じています。
一般的には、センサーサイズはそのままで画素数が多いと、暗所に弱いとされています。なので若干のイマイチポイントになるかもしれません。
この辺りは、画像処理エンジンにも影響される部分も大きいので、実際に使ってみてどうかというところ。
別に暗いところではカメラを使わないって方には全くをもって問題ないかと。逆に、トリミングをすることが多々あるって方にはGoodポイントですね。
注目ポイント②:ファインダー時の測光方式
こちらが私が一番注目しているポイントになります。(CanonのWebページではそこまで謳っていないのが不思議なのですが。。)
下記のように変わりました。
- 7560画素RGB+IR測光センサーによるTTL開放測光 63分割測光
- 約22万画素RGB+IR測光センサーによるTTL開放測光 216分割測光
数字だけ表現しても良く分からないかもですが、簡単にいうと次のとおりです。
- 工学ファインダー時においても、顔検出が可能となる。
- 動きが早く、予測が難しい被写体でも、より追従が可能となる。
- 顔を検知した場合は、追従とともに適切な露出を自動設定。
これまで上位機種にのみであった、EOS iTR AF(iTR:intelligent Tracking and Recognition)という、被写体の顔や色、形を認識してピントを合わせる機能が搭載されています。これにより、追従性能が大幅UPしています。
注目ポイント③:連射性能
高額ファインダーでの撮影時に、最高約10コマ/秒の連続撮影が可能となりました。こちらは、上位機種であるEOS 7D mark2と同等性能となりました。
EOS 7D mark2は、ハイアマチュアモデルとされていますが、プロカメラマンも使用するほどのカメラです。EOS 90Dはプロレベルのカメラに近づいたといっても良いと思います。
また、EOS 7D mark2は2014年10月30日に発売されたカメラで、「もうmark3は出ないのでは?」とも予想されており、EOS 90DはAPS-Cセンサーサイズのカメラの完成形とも言われています。細かいスペックを見ても不満はない一眼レフカメラかと思います。
注目ポイント④:ジョイスティック搭載
スペック表には登場はありませんが、背面にジョイスティック型のマルチコントローラーが搭載されたことも強みの1つです。ジョイスティックを使うことで、AFポイントをより一層自分の思いのままに直感的に操作が可能となります。
EOS 70Dや80Dには搭載されてきませんでした。(確か60Dも。50Dには付いていたはず。)90Dでこちらが復活しました。
ここだけでも「買いたい!」って思う人がいるかもしれませんね。
どんな人におすすめのカメラなのか。
次からは、80D、90Dがどんな人におすすめのカメラになるのか私の考えを書いていきます。
EOS 80Dはこんな方におすすめ
EOS 80Dは下記のような方におすすめのカメラとなります。
- 今現在、エントリークラスの一眼レフカメラを所有していて、ミドルクラスの一眼レフカメラが欲しいと思っている人
- カメラ本体よりも、レンズにお金をかけたいと考えている人
上記いずれも満たす方には、おすすめかと思います。
正直なところ、今現在に80Dのスペックを見たときには、魅力を感じる部分はありません。「ひと昔、ふた昔前のミドルクラス一眼レフ」という感じでしょう。
Canonのカメラは他のメーカのカメラに比べると、同じクラス(エントリーとか、ミドルとか)で見たときには、スペックが低めに設定されているので、スペックだけを優先させるのであれば他のメーカーのカメラの方が上になります。
発売から時間が経っていますので、価格もこなれてきており、コストパフォーマンスを求める方にはおすすめとなります。
EOS 90Dはこんな方におすすめ
EOS 90Dは下記のような方におすすめのカメラとなります。
- キャノンが大好きな人
- お金に余裕がある人
上記のとおりです。
EOS 90DはAPS-C一眼レフの完成形と言われていますが、今時としてはやはりミラーレスカメラが優勢です。また、以前に比べるとフルサイズのカメラも手が届きやすくなりました。
なので、わざわざ90Dを選択すること必要はないと考えています。
しかし、キヤノンの最後のAPS-C一眼レフカメラと考えるとどうでしょう?私個人的には「ほしいなぁ」と思ってしまっています。もしかしたら歴史に残るカメラかもしれません。今よりもっとミラーレスカメラが浸透してきたときに、もしかしたら「最後の一眼レフ」として人気が出るかもです。
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今日は以上になります。
なんにせよ、カメラの話は楽しいですね。
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