ハインリッヒの法則から考えること。

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読者さん

ハインリッヒの法則ってなんだろう? はじめて聞いたけど、法則ってだけあって知っておくと何かいいことがあるのかな。。。

こんな疑問にお答えします。

 

この記事では下記のことが分かります。

  • ハインリッヒの法則とは。
  • ハインリッヒの法則を取り入れた具体的な行動とは。

上記のとおりです。

 

特に興味のない方でも、意味だけでも抑えておいたほうが良いです。(恥をかく場合があるかもです。)

ぜひご覧ください。

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ハインリッヒの法則から考えること。

まずは何者かを理解し、メリットを感じれた場合には取り込んでいきましょう。

ハインリッヒの法則とは。

簡単にいうと、ハインリッヒの法則とは、重大な事故を未然に防ぐための考え方・法則のひとつです。

アメリカの損保会社で働いていたハーバード・ウィリアム・ハイリッヒ(1886年-1962年)が考え出した法則です。

 

この法則によると、1つの重大な事故が発生する前には、29の軽微な事故が発生しているといいます。

また、その背景には300もの異常が発生しているということです。

ハインリッヒは自分が働く会社でデータを収集し、結果としてこのような法則にいたったそうです。

 

そしてハインリッヒは、「重大事故の98%は事前に防げる」と言い、ヒヤリハットを見逃さず、1つ1つを問題解決していくことで重大な問題の発生を防げることができるといいます。

重大な問題というものは急に突然発生するものではなく、問題が発生するまでには小さな予兆があるということ、そして、その小さな予兆に気付けるように日頃から行動していれば、未然に防げるということです。

ハインリッヒの法則を活用する。

ハインリッヒの法則は、さまざまな分野で生かすことができます。

重大な事故と聞くと、工事現場などをすぐにイメージすると思いますが、私たちのさまざまな生活シーンでも起こりうる話です。

たとえば、メールの誤送信や、重要書類の入ったカバンの置忘れなど、よく耳にしますよね。

幸いにも、その時には重大な事故にはつながらなかったかもしれません。

しかし、だから「良かったね」で終わらせるのではなく、「これは重大な事故につながりかねなかった。今後はどうすべきか。」と考えることで、本当に起きるかもしれない重大な事故の発生を少しでも減らせるように対処が必要ということです。

 

発生してしまった問題は取り消しができません。

なので、できることは何かというと、次同じことを発生させないようにするということです。

人は日々改善をすすめていくことで、より良い結果に近づくことができるようになります。

まれに天才といわれる人もいますが、大抵の人は失敗、改善を繰り返していっていますからね。

ハインリッヒの法則を取り入れた具体的な行動とは。

では、具体的にはどのような取り組みを行えばよいのでしょうか。

まずは、ヒヤリハット一覧を作成してみましょう。

ヒヤリハット一覧:ミスを記録していく。

ヒヤリハットとは、

重大な災害や事故には至らないものの、直結してもおかしくない一歩手前の事例の認知をいう。文字通り、「突発的な事象やミスにヒヤリとしたり、ハッとしたりするもの」である。

です。

 

簡単に言うと、ミスを記録していくことが効果的です。

記録を重ねていくと、どんな場合に失敗してしまいがちなのかが分かります。

そして、失敗するケースが分かれば、気をつけるべきことも分かります。

気をつけるべきことが分かる = 対策が打てるということ。

きちんと記録を残すことで、傾向を把握しきちんと対策することが大切です。

実体験

私の場合、ミスが出るときはどんなときかというと、時間に追われて焦っていた時に多い傾向でした。

今現在は、焦っていた時にこそ、一旦立ち止まりこれまでの作業に問題ないかを最後に振り替えるようにしています。

時間に追われている中でも、作業の内容を踏まえ、振り返りポイントを設け、ミスの発生を防いでいます。

ヒヤリハットから注意点としてチェックリスト化することで品質・効率UP。

記録したヒヤリハットから、自分用のチェックリストを作成することも効果的です。

リスト化には、種類ごとに分けて記載するなどし、自分が使いやすいように作成していくのがよいです。

作成したリストを作業時に確認を行えるようにしておくことで、今現在の作業に問題ないかの気づきを与えることができます。

そうすることで、品質や生産性のUPにつながります。

具体的にどのようにリスト化は、また別の機会に記事にしたいと思います。

多用は注意が必要です。

重大な事故を未然に防ぐということは、とても重要なことです。

ですが、ハインリッヒの法則、ヒヤリリストを多用しすぎることはやめたほうがよいです。

なぜなら、周りの人が煙たく感じてしまう部分があるからです。

なんでもそうですが、人間1人で何かを進めるということはできないので、一緒に仕事や生活していくパートナーとの関係は良好であるべきです。

適度に用いて事故防止をすすめていきましょう。

前提:やるべきことは、きちんと「やる」

小さな事故が大きな事故につながる前に、小さな事故を改善していくという話でした。

最後に1つ前提を。

やるべきことは、きちんと「やる」必要があるということです。

時間がないから手を抜いた、さぼったなどは論外です。

まずは、きちんとやることをやって、それでも出てしまった問題に対しては、次は無くすという気持ちをもって進めていきましょう。

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以上でおしまいです。

大きな事故につながる前に、防いでいきましょう。

 

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