本の内容が頭に残る読書術【ただなんとなく読むだけではダメです。】

皆さんは、普段読書をどのようにしていますか?

「読み方が分からないから、ただ漠然と読んでいる」「頭に入れようと思って読んでいるけど内容が頭に入ってこない……」こういった悩みを抱えている方が意外と多いのではないでしょうか。

実は、読書の方法を変えるだけで、内容がびっくりするほど頭に入ってくるようになるのです。

今回は、やるだけで内容がグングン頭に入るような読書の方法について紹介します。これを実践すれば、もう「読んだ本の内容が思い出せない」なんてことはなくなりますよ。

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1.本の装丁から、内容を推測する

やるだけで内容がグングン頭に入る読書の方法1つ目は、「本の装丁から、内容を推測する」ことです。

皆さんが書店で本を選ぶとき、最初に目にするのが装丁です。

なので、本の装丁には本の内容を連想させるような情報がギュッと詰まっています。

とはいえ、本来装丁は見るものです。

どうやって読めばいいのか?どうすれば内容を推測できるのか?と疑問に思う方も多いでしょう。

そこで、本の装丁から情報を得る方法を説明します。

なによりもまずはタイトル

まず、タイトルからどんな情報を引き出せそうか考えてみることです。

架空の本を例に考えてみましょう。

目の前に、「チョコレートの全て」という本があるとします。このタイトルからまずわかることは、「この本は、チョコレートについて書かれている本」ということです。

さらに推測してみると、「全て」と書かれているので、「原料」「産地」「作り方」などなど、本に書かれていそうな内容を推測することができます。

このようにして、本のタイトルから推測して、情報を引き出すのです。

帯にはその本の魅力が詰まっている

次に、帯の両面を読み、得られる情報を確認してみます。

特に帯は、書店にやってきた人に、本の魅力を伝えるために作成されているものです。

そのため、本の最も魅力的な内容がコンパクトにまとめられていることが多いのです。

最後に、著者のプロフィールを読み、どういうバックグラウンドの人なのかを知ります。

「著者のプロフィールなど本の内容に関係ない」と思われるかもしれませんが、著者が心理学の専門家であれば書籍も心理学の内容、といったように、案外リンクしていることが多いのです。

本を買ってからやることは、本文を読むことではありません。

装丁を確認して、どのような情報が引き出せそうか考えることです。

装丁から情報を得てから本を読むだけで、本の理解度が格段に変わってきます。

2.疑問を持ちながら読む

やるだけで内容がグングン頭に入る読書の方法2つ目は、「疑問を持ちながら読む」ことです。

本をじっくり読んでいると、様々な疑問にぶち当たるはずです。

そのような疑問を読み飛ばさず、じっくり考えながら読んでいくのです。

そのやり方は至ってシンプルです。

本を読んでいて疑問が出たらメモをします。

中には、本の中に答えが出てくる場合もあるので、答えが出てきたらその疑問の横にメモをします。

こうして読み進めていって、最後まで残った疑問について、調べ物をします。

こうすれば、本に対して能動的に取り組むことができるので、本の理解度が格段に上がります。

慣れてきたら、その本の内容について疑うように読んでみてください。

本を受け身に読んでいても内容は頭に入ってきません。

そこに「疑問を持つ」という能動的な行動を一つ取り入れることで、情報に対するフックがつき、本の内容がスラスラと頭の中に入っていくようになるのです。

3.各章の内容を要約しながら読む

やるだけで内容がグングン頭に入る読書の方法3つ目は、「各章の内容を要約しながら読む」ことです。

各節・各章を読んだ後にその内容をまとめてみる、というのはかなり頭を使うことです。

ですが、頭を使うがゆえに、本を記憶に残すのに効果的なのです。

要約文の長さの目安は、節であれば30字、章であれば150字です。

いきなり要約しろと言われても難しいと思いますので、最初は本の中から章・節を要約している文章を抜き出すだけでも効果があります。

章・節を要約している文章は、いろいろなところにあります。

例えば、章・節の最初と最後の近くの文。

ここにはこれらを要約している内容が書かれている可能性が高いです。

他にも、「しかし」の後の部分にも、要約内容が書かれていることがあります。

要約と聞くとかなりハードルの高いものに思えるかもしれません。

しかし、慣れてくるとスピーディーに要約ができるようになります。

そして、要約をすることによって、本の内容がグングン頭の中に入ってくるようになるのです。

4.本を読んだ後の感想をアウトプットする

やるだけで内容がグングン頭に入る読書の方法4つ目は、「本を読んだ後の感想をアウトプットする」ことです。

アウトプットして効果があるのは、本の内容のみではありません。読んだ後の感想も、立派なアウトプットになるのです。

「アウトプットする相手がいない……」なんて方も心配はいりません。現代には、インターネットを利用したいろいろなツールがあります。

相手がいなければ、ブログやTwitterなどを利用して発信すればいいのです。

そして、感想アウトプットの延長として、ぜひ自分が帯コメントを書く立場になったら……と想像力を膨らませてみてください。

帯コメントに有名人のコメントが書いてあることがありますよね。

あれを自分が書く立場になったらどんなことを書くでしょうか?

難しく考えず感想をそのまま書くもよし、ちょっと捻って書いてみるもよしです。

大切なのは、自分の感想を言葉にすることです。

本を読み切った後に一番最初に頭に浮かぶのが、感想のはずです。

その感想をアウトプットするだけで、本の理解度は天と地の差ほどに開きます。ぜひ、感想をアウトプットして、本の内容を頭に定着させてください。

まとめ

やるだけで内容がグングン頭に入る読書の方法は、以下の通りです。

  • 1.本の装丁から、内容を推測する
  • 2.疑問を持ちながら読む
  • 3.各章の内容を要約しながら読む
  • 4.本を読んだ後の感想をアウトプットする。

この記事を読んでいて、カンのいい方は気づいたかもしれませんが、大切なことは本を読みながらアウトプットすることです。

装丁から内容を推測することも、感想を言葉にすることも、全てアウトプットです。

しかし、アウトプットは総じて頭を使います。

頭を使うと疲れますし、要約などは特に、最初のうちは全く進まないことだってあると思います。

ですが、忘れないでほしいのは、「頭を使うことに意義がある」ということです。

頭を使って本を読むことで、本の内容を頭に入れることができます。「

本の内容を頭に入れる」ことが重要なのです。そして、そのために必要なのが、本を読みながら頭を使うことなのです。

今、この記事の内容を読んで、「頭を使うから難しそうだな」と行動を踏みとどまっているなら、ぜひその先入観を捨ててみてください。

入試問題のように正しい答えを導き出すものではありません。「頭を使うこと」それ自体に意味があるのです。

もちろん、最初は大変かもしれませんが、繰り返していくことで頭は慣れてきます。

そのうち頭を使うことが苦じゃなくなる日がやってくるのです。

あなたが、この読書方法によって、本の内容をグングン吸収し、より一層活躍できることを期待しています。

 

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