インターネット、グローバル化、AI……。様々な変化によって、私たちの生きる時代は不確実な時代になっています。そして、不確実な時代だからこそ、イノベーションによって時代をリードできる存在が必要なのです。
では、イノベーションを生む人間になるためにできることはあるのでしょうか?
実は、イノベーションを生む人間になるためには、今しておくべきことがあるのです。
この3つさえ実践し、そして習慣にしておけば、イノベーションを生む人間として、時代をリードできることでしょう。
体力をつける
1つ目は、「体力をつける」ことです。
ここでいう体力とは、体の基礎体力だけでなく、基礎学力のような頭の体力も指します。
身体や頭は、行動のための資本です。これらを徹底的に鍛えることが、イノベーションを生む人間になるために大切なのです。
体力が必要な理由
なぜ、イノベーションに体力が必要なのでしょうか?
それは、イノベーションを起こすには、大量の挑戦と失敗に耐えなければならないからです。
「イノベーションだ」と言われる画期的なものを生み出すためには、何度も何度も試行錯誤することが必要です。
しかし、体力がないと、イノベーションを生み出す前の失敗の段階で、ガス欠を起こし、燃え尽きてしまいます。
一方で、体力があれば、失敗の原因を頭で考え抜き、成功するまで挑戦を繰り返すことができます。
失敗を繰り返しても燃え尽きずに、イノベーションを生み出すまで挑戦を続けるために、体力が必要となるのです。
偉大な発明も失敗の繰り返し
発明家として名高いエジソンも、失敗と挑戦を繰り返しています。
彼は、白熱電球を発明する際に、6000種類もの原料をフィラメントとして試しています。頭が痛くなるような数字ですが、あのエジソンですら、イノベーションを生み出すのにそれほど膨大な失敗と挑戦が必要だったのです。
また、カップラーメンの発明で有名な安藤百福も、インスタントラーメン発明までに膨大な試行錯誤を要しています。
彼はなんと1年間、早朝から深夜まで小屋に篭ってインスタントラーメンの開発をしていたそうです。そこまでできたのは、彼の執念ももちろんですが、彼の体力の賜物でしょう。
身体と頭の体力が重要
イノベーションは、大量の失敗と挑戦から生まれます。
大量の失敗をするには、また大量の挑戦をするには、身体も頭もタフでなければなりません。
だから、失敗してもまた挑戦するために、身体と頭の体力とつけることが必要不可欠なのです。頭と体をガンガン鍛えましょう。
興味があることにすぐ挑戦する
2つ目は、「興味があることにすぐ挑戦する」ことです。
「技術がないから……」「道具がないから……」「時間がないから……」そんな理由で諦めてきたやりたいこと、1つはあるのではないでしょうか。
それらに挑戦しておくことが、イノベーションを生むことに後々役に立つのです。
イノベーションは遊び心から生まれる
興味があることに挑戦するのが大切な理由は、真剣な遊び心を育むためです。
イノベーションは遊び心から生まれます。
そして、遊び心は、やりたいことをやっている時に最も湧くものなのです。やりたいことに没頭することが、イノベーションの土台を築く、というわけです。
さらに、一見ムダに思えるようなことでも、実際にやってみることが色々な発想を与えてくれます。
なんとなく覚えていたムダそうな雑学が、意外なところで役に立った、という経験は誰しもあるのではないでしょうか。
なので、興味のあることに取り組んで、「真剣に遊ぶ」ことで、イノベーションのためのアイデアが蓄積されていくのです。
遊び心の例(YouTuber、ホリエモン)
今で言うと、YouTuberがいい例なのではないでしょうか。
彼らは、興味のあることにすぐ取り組んで、動画を再生してもらい、収益を得ています。
そして、彼らは時に、常人では考えつかないような面白いアイデアを実現してしまいます。
「真剣に遊ぶ」ことで好きなことが結果的に仕事になっており、時に周囲が考えないようなイノベーションを生み出すのです。
さらに、ホリエモンこと堀江貴文さんは、好きなことしか仕事にしません。ですが、その好きな仕事にとんでもなく真剣に取り組みます。まさしく「真剣に遊ぶ」のです。
例えば、自身が出資する「JapanSpaceDream」という宇宙旅行ビジネスについては、数十億円の大金を出資金として注ぎ込みました。
そして、東大受験があってとんでもなく忙しい時でも、北海道大樹町の開発拠点に足を運んで様子を見ていました。
その甲斐あって、何度も、ロケットを飛ばすことに成功しているのです。
没頭する時間が大事
堀江さんほどのビッグなことでなくとも、興味のあることに没頭する時間はイノベーションには絶対必要です。
やりたいことをやって、ムダに終わることはありません。「興味のあること・やりたいことをすぐやる」ことが、イノベーションのアイデアの一端になるのです。
自分の所属する環境とは違う環境に飛び込む
3つ目は、「自分の所属する環境とは違う環境に飛び込む」ことです。
具体的にいうと、「普段、自分が文系の学部に所属しているなら、理系の集団に混じってみる」「普段はスポーツはしないが、体育会系の人と話をしてみる」などです。
人生に変化をもたらすと良い
なぜ、「自分の所属する環境とは違う環境に飛び込む」ことが必要かというと、自分の人生に「変化」が生む必要があるからです。
この「変化」を楽しむことが、イノベーションを生むために非常に重要なのです。
自分の所属している環境と違う環境に飛び込むと、当たり前ですが、価値観の異なる人と交流することになります。
価値観の異なる人と交流することで、その異なる価値観を受け入れて吸収する必要性が出てきます。
この「異なる価値観の吸収」が、イノベーションを生むための助けとなるのです。
ゼネラル・エレクトリック社のCEOを務めたジャック・ウェルチは、「変化する能力そのものが、一つの競争優位性である」という言葉を残しています。
そして、彼はその言葉に恥じないくらい多くの事業を立ち上げ、「伝説の実業家」と呼ばれるほどになったのです。
また、お笑い芸人の西野亮廣さんも、変化を楽しむ人の一人です。
彼は、絵本の出版、オンラインサロンの開設、本の執筆など、実に多彩なことをやってのけています。
普通のお笑い芸人であったら、絵本を描くなんて失敗を恐れてできませんよね。
しかし、西野さんは躊躇なくそこに飛び込んでいきます。異なる環境に飛び込むことを恐れない証拠です。
異なる価値観に触れ、それを吸収する機会が多いと、自分の考えと異なる考えを受け入れやすくなります。
時には、それを利用して、イノベーションを創出することになるでしょう。
価値観を利用してイノベーションを生むために、異なる価値観が渦巻く環境に触れまくることが必要なのです。
まとめ
イノベーションを生む人間になるために、今しておくべきことは以下の3つです。
- 体力をつける
- 興味があることにすぐ挑戦する
- 自分の所属する環境とは違う環境に飛び込む
今までに比べ、より不確実な現代ですが、イノベーションを生む人間になれれば怖くありません。イノベーションを次々生み出せる人間は、社会で重宝されるからです。
ここに「今しておくべきこと」として挙げたことをまだ習慣化していない人にとっては、始めることすら大変かもしれません。
たぶん大変なことも多いかと思いますが、その先にあるのがイノベーションを次々生み出せる自分だとしたら、ワクワクしませんか。
1度やってみてはどうでしょうか。
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