皆さんは自己啓発していますか?
そもそも自己啓発とは何なのでしょうか。
辞書を調べると、「自己を人間としてより高い段階に上昇させようとする行為」と記されております。
では何故、現状に留まるのではなく、より高みを目指す必要があるのでしょうか?
自己啓発が必要な理由
自己啓発の一番の目的は現状維持を防ぐことです。
現状維持というと悪いようには感じないかもしれませんが、人類にとってこれすなわち「衰退」を表します。
「現状維持 = 衰退」である
特に現代がわかりやすいと思います。皆さんの周りの環境をご覧下さい。
本記事を作成している現在、新型コロナウィルスの影響により、皆さんの周りの環境はどう変わりましたか?
多くの方が「進化」の方向へと変わってのではないでしょうか。
特にITやAI、オンラインの分野においては「会えない」という状況が環境的に作り出されたことでわずか半年程で恐ろしいスピード進化を遂げました。
筆者自身、日中は会社に出社し営業の仕事をしておりますが、そのスタイルは新型コロナウィルスが広がる前と後では大きく変わりました。
代表例を挙げるとすれば「テレワーク」と「オンライン会議」です。
新型コロナウィルス前から推進自体を会社では少しずつ協議されていましたが、会えない状況が生まれた結果、わずか3カ月でこれらを通して仕事をおこなうことが当たり前になりました。
このように私たちの周りは、様々な環境の変化を受けて刻一刻と進化していっています。
にも関わらずあなたは何も変わらない。
これを客観的に見れば、明らかに「衰退」となるのです。
あなたが周りに追い付いていない「無知・無能」な人間と認識されてしまうわけですから。
自分の身は自分で守るしかない
もう一つ自己啓発が必要な理由があります。
これも若干前者と被りますが、終身雇用も失われた現代では、社会においてあなたを助けてくれる人は誰もいないと思った方がいいからです。
だからこそ、自分自身の能力を高める力や時代を見据える眼を養っておかないと、あっという間に最底辺へと突き落とされてしまいます。
このような状況を敏感に感じ取った方から自己啓発をしなくてはいけないとなっているのではないでしょうか?
自己啓発した”つもり”になっていませんか?
よく「自己啓発しています!」言う方で見受けられることが、書籍などの視覚的媒体を用いて知識を高めている方です。
もちろんこれも非常に重要なことです。
しかし「読む」だけでは自己啓発にはなりません。
もう一度自己啓発の定義に戻りますが、「人間を高い段階に上昇させる行為」でしたよね?
では、自身が高い段階に上昇していることを評価するのは誰でしょうか?自分でしょうか。
これは間違った答えになります。
自信を過信し己のみで評価を完結してしまうことを世の中では自己啓発とは言わず、「自己満足」と言います。
では誰が評価するのか?それは「他人」です。
つまり自己啓発にとって重要なことは「アウトプット」をおこなうことです。
アウトプットできないと、ただの自己満足
知識を得ること・手段を知ることは簡単です。
今や自己啓発と検索するとWEB上で数えきれないほどの書籍や情報を目にすることができます。中には自己啓発のバイブルとなっているものもありますね。
そうして、特に今の若い世代では自己啓発に率先して取り組む人が増えました。これは情報社会がもたらした我々人類への恩恵かもしれません。
しかし、これほど多くの人が自己啓発に研鑽しているにも関わらず、その片鱗を見せている人はどれくらいいるでしょうか?
その理由がほとんどの人が「インプット」に終わっている、もしくはアウトプットしたつもりになっているからです。
もう一度言います、評価をするのは他人です。
他人に影響を及ぼすことができてはじめて、人間としてより高い段階へとステップアップすることができるのです。
自分だけに留めてはいけません。折角、時間も資金もかけておこなってきても、結果自己満足にすぎないと言うことになってしまいます。
自信を持つ自己啓発の方法
この文章を読んでいる方のほとんどは20~30代、しかも今後の日本を不安視し自身の手で何かを変えていかないといけないと思っている崇高な方が多いでしょう。
若いうちにそこに気づけることはとても素晴らしいことです。
そんな皆さんの手助けになればという思いで、最後におすすめの自己啓発法をお話しします。
おすすめとは言いましたが、実際には自己啓発において必ず頭に入れておいて欲しいことをお話しします。
アウトプットできる環境を手に入れる
前章で、「アウトプット」がなされてはじめて自己啓発になるとお話ししました。
勘の良い方でしたらその時点でなんとなく筆者が言わんとすることを先読みされているかもしれません。
自己啓発にとって大事なことは「アウトプットできる環境を手に入れること」です。
知識として情報・方法を学ぶことも大事ですが皆さんにとにかく意識してほしいことは、並行して身に着けたものをアウトプットできる環境を探し続けて欲しいことです。
もちろんこれは若いうちであればあるほど望ましいですが、20代前半というのはあまりにも「世間」を知らなさすぎます。
そんな状態で場所を見つけることはアマゾンの巨大なジャングルの中で地図も持たず宝箱を探すようなものです。
ですので20代前半ではまず、知識をつけることに注力いただければと思います。
しかし20代後半に差し掛かり、多くの「世間」について知ることが増えてくると、いよいよ現実性を持たせていかなくてはなりません。
これもただ待っていればそんな場所が突然わいてくるわけもないですので自分で探しに行くしかありません。
アウトプット環境は「人脈」から生まれる
では、自身のインプットしたものを発揮できる場所をどのように見つけていけばいいのでしょうか?そのヒントは「人脈」です。
そう!20代後半ですべき自己啓発は人脈を築き上げていくことです。
人脈と言いますと、「多くの人と知り合う」ことと思われるかもしれませんが、ここで言う人脈とは「二次元的な対人関係」を表します。
皆さんの普段お付き合いのある人脈は、そのほとんどが「一次的な人脈」です。
もし、人脈を樹形図のように図式に表した際に、「あなた」という中心から伸びた線(枝)が最初にたどり着く人物です。
つまりはあなたと直接的に関わりのある人物です。家族・友人・同僚・上司などがこれに当てはまります。
異業種交流会などで知り合った方もほとんどがあなたと直接的な繋がりを持つことになりますので一次的な人脈と言えます。
残念ながらここからは、あなたを輝かせてくれる舞台を用意してくれる人はほとんど現れないでしょう。
なぜなら一次的という言葉が表すように、これらの人物はあまりにもあなたと近いからです。
近すぎることで「親近感」「義理」など様々なフィルターがかけられてしまい、正確にあなたの長所を見定めることができません。
つまりは相手もあなたにとって理想の場所をどのように提供すればいいかわからないのです。
しかし、この一次的な人脈から伸びた二次的な人脈は勝手が変わります。
これは言葉に表せば、○○さんの紹介の△△さんといった具合でしょうか。
二次的な人脈で繋がった人はあなたのことをよく知りませんし、仮にあなたと縁が切れてもさして困らないし人間関係にヒビも大して入らないでしょう。
非常なフラットな関係でいると言えます。
しかしその分、あなたと付き合うかどうかを白黒はっきりと決めることができます。そのような関係だからこそ客観的にあなたの良さを見出してくれる人が現れやすいです。
この二次的な人脈作りにぜひ取り組んでいけると良いです。。
そうすることで一次的な人脈も「誰と付き合うと成長できるか」がおのずと絞られていきます。
ぜひ、自己満足に終わらないみんなが幸せになる自己啓発を目指していきましょう。
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