ローパスフィルターってご存知ですか?
カメラの購入を検討している方は参考になるかと思いますので、ぜひご覧ください。
ローパスフィルターとは【役割を解説します。】
この記事では下記のことを知ることができます。
- ローパスフィルターの役割。
- ローパスフィルターのメリット・デメリット。
上記のとおり、デメリットもあるんです。
次から詳細を説明していきます。
ローパスフィルターの役割
ローパスフィルターを語る上で必ず登場するのが、「偽色」、「モアレ」という言葉です。
では、それぞれは何者なのでしょうか。
偽色とは
「偽色」とは何かというと、本来はないはずの色が出てしまうことをいいます。
たとえば、次の画像のような感じです。
頭の輪郭部分を見てみてください。
紫がかっていますよね。
明るいところと、暗いところの明暗差が大きいところで発生することが多い現象となります。
回避策は、ざっくり二つ。
F値を絞って撮影する事で、解消できる場合があります。
そしてもう一つは、、、撮影した写真をソフトウェアで編集し、目立たなくすることです。
めんどくさいですね。
モアレとは
次に「モアレ」です。
先にどんな感じか見てもらった方が早いかも。
このように、規則正しく並んだ網目のようなものを撮影した際に生じる、本来はない縞模様が写り込むことです。
最近はあまり見かけませんが、昔はテレビでもたまに見かけていました。
回避策は、「そんな服着るんじゃねぇ〜でしょうか(笑)」
撮影の角度によっても、多少見え方は変わりますが、対策は難しいです。
ローパスフィルターの役割とは
で、本題に戻りますが、
これら「偽色」、「モアレ」の発生を防いでくれるのがローパスフィルターになります。
そんな役割のローパスフィルターですが、マイナスポイントもあるんです。
それは、フィルターがあることによって解像感が若干損なわれてしまうのです。
フィルターを挟まず、直接ありのままの光を取り込んだ方が解像度高く記録できるってコト。
じゃあどれぐらい違うのかっていうと、違いを表すのが難しいんです。
なぜなら、写真の解像感は光の加減や、センサーサイズ、使用レンズによっても変わってくるからです。
違いがローパスフィルターの有無だけだったら、フィルターが無い方が、解像度の高い画像が得られるってことです。
最近の流行りは、ローパスフィルターレスになってきています。
Canon では今現在では相変わらず、ローパスフィルターアリのものがほとんどですけどね。
ローパスフィルターの有無は、どっちがいいのか。
解像感というものは、使用するレンズによっても変わってきますので一概には言えませんが、結局のところ解像度高いキレッキレの画像が好みの方は、ローパスフィルターレス仕様のカメラを選ぶといいでしょう。
ただし、自然な色を再現するためのものであると考えると、ローパスフィルターはあったほうがよいでしょう。
キヤノン(ローパスフィルターありが多い)の色味が好みか、それ以外のメーカー(フィルターなしが多い)の色味が好みかというところだと思います。
個人的には、カリッカリのパキッパキのシャープな絵がすきなのですが、キヤノンを買ってしまいました。。。
特に不満はないので、大きく後悔しているというわけではないのですが、カメラ購入前に事前に知っておきたかったです。
購入時の参考になればと思います。
↓もどうぞ御覧ください。