プログラミングができないのに就職しても大丈夫なのか

プログラミングができない状態なんだけど、このまま就職しても大丈夫なのかな。就職して苦労するのも嫌だけど、プログラミングに興味があるから仕事にすることもいいなと思っているんだけど、実際のところはどうなのかな。。。

本記事では、上記のような疑問を解決します。

この記事を書いている私は、システムエンジニア歴が10年を越えました。

これからIT業界へ就職しようと考えている人向けに、「プログラミングができないのに就職しても大丈夫なのか」という記事を書きました。ぜひご覧ください。

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プログラミングができないのに就職しても大丈夫なのか

さっそくですが、結論として『プログラミングができない状態で就職しても大丈夫』です。

以降で理由を説明していきます。

今できなくても入社後に覚えていけばOK

今も昔もほとんどの会社においては、新人研修のカリキュラムが設けられています。

その中でまずは、社会人としてのマナーからはじまり、次にプログラミングなどの専門的な話を覚えていきます。

なので、企業側としても入社後に教育するつもりです。

そして、この研修の期間にプログラミングを覚えていけばよいのです。

そもそも、プログラミングができない状態で入社試験を受け、合格できたのであれば、会社側が責任を持って育てていくということです。

たしかにプログラミングができた方が、入社試験や最初の研修のときなども有利だと思います。しかし、それも少しの間の話です。

会社に入ったあとにどれだけ努力するかで、差を詰めることができますし、追い抜いていくこともできます。

どんな業界でも、勉強と仕事は異なる

次に、『どんな仕事においても勉強と仕事ではレベルが違う』ということをお伝えしておきます。

学生時代にプログラミングの経験があるといっても、所詮は学生レベルです。学生さんの勉強を馬鹿にするわけではありません。

けれども、実際そうなのです。

会社は利益を追求している

学生の頃の私は情報系の大学に進みましたので、プログラミングの授業もありました。5名程度のチームになって共同で1つのアプリケーションを作成したりしました。

ただ、会社に入ってから思い知った話があります。

会社はコストを追求している

ということです。

少し考えてみれば分かる話ですが、会社は利益を出していかなければなりません。なので、いかに効率よく、いかに時間を掛けずに正確にプログラミングを行うのかということが非常に大事になります。

この点が、学生時代と大きくことなる点になります。

学生のときは、自分ひとりが納得するまで時間をかけて勉強していけばよかったですが、会社になるとそうはいきません。できるまで時間をかければ良いというわけではないのです。

なので学校と仕事ではそもそもレベルが違うため、学校でプログラミングをやっていた人に対して、気が引けるようなことはないのです。

文系の人間もふつうにいる

入社前にプログラミングの経験が全くない人間はふつうにいます。理系出身の人数に比べると遥かに少ないですが、毎年入社してきています。

これはどの会社を見てもそうだと思います。

なぜならば、繰り返しになってしまいますが「仕事は会社に入ったあとに覚えれば良い」からです。

むしろ、プログラミングをやったことがない文系出身の人のほうが、+αのスキルを身に付けていて羨ましいと感じます。

たとえば、英語に長けている人の場合は調べもののときに有利です。

プログラミングでエラーが発生した場合の、エラーメッセージは英語の場合が大半です。そんなときに英語ができる人はいちいち翻訳する必要がないので、時間のロスが少ないです。

「就職後に新しいスキルを身につけられる」=「伸びしろが大きい」と捉えてみると良いと思います。

会社に入った後でもプログラミングする機会は少ない場合もある

IT会社に就職した場合でも、入った会社と配属部署によっては、プログラミングをする機会が少なかったりします。

システムを作るときには、いろんな人が携わっていて、そして色んな工程があります。

プログラミングをするのも、その工程の中の1つにすぎません。なので、プログラミングを担当するのか、そうではないのかは、就職した会社や部署がどんな仕事を担っているかによって決まります。

かなりざっくりとした話ですが、大きい会社の場合にはあまりプログラミングを担当する機会は少ないかもです。なぜなら、そういった仕事は別の会社に委託してしまう場合があるからです。

全部がそうというわけではないですが、小さい会社に就職したほうがプログラミングをやる機会は多いと思います。(小さい会社の場合は、プログラミング以外にもいろんなことを任されてしまいがちなので、そういう意味ではレベルUPしやすいですね。)

なので、プログラミングができないからといって無理と決め付けるのではなく、いいなと思った会社があれば、チャレンジしてみると良いと思います。

プログラミングができなくても「一緒に仕事がしたい」と思われた人が勝ちです

もしプログラミングができない状態なのであれば、別のところ頑張ればOKです。

何かというと、「一緒に仕事がしたい」と思われることです。

これはこれから働こうとしている学生の皆さんに聞いてほしい話です、最後までぜひご覧ください。

+αの行動を取りましょう

言われたことだけではなく、+αのことも考え行動していくことが大事です。

なぜなら、+αのことができると「この人は気が利くな」となり、好印象しか与えないからです。

逆に「言われたことしかやらない人」はがっかりされてしまいます。

もちろん悪気があるわけではないのでしょうが、とても残念に思われてしまうポイントです。

仕事するときは必ず「相手」がいます。相手が何を求めているのかを常に意識ししながら作業を進めると良いと思います。

その作業の目的、相手が求めていることを考え、行動しましょう。

誠意をもって対応すればOK

多少プログラミングというか、仕事ができなくても誠意をもって対応すればOKです。

一緒に仕事をしている人たちはなにも鬼ではありません。

仕事が多少できなくても、誠意をもって対応すればどなり散らされるようなことはありません。

ただ、1つだけ注意すべきことがあります。

それは「同じことを何回も聞いてしまう」ことにならないように、1度教わったことは一生懸命覚えていないかないといけません。

そして教わるときは、相手のタイミング(極端に忙しそうではないか)と、聞き方(ある程度質問はまとめて聞く)などを、工夫する必要があります。

単純に楽しい

ここでいう「楽しい」とは何かというと、「○○さんと一緒に仕事をすると楽しいと思われると良い」ということです。

どんなに仕事ができる人だったとしても、一緒に仕事をしていて「楽しくない人」の場合、その仕事が終わればそれっきりになってしまいます。

逆に多少仕事ができなくても、一緒に仕事をしていて「楽しい」と思われる人であれば、次の仕事もまた次の仕事も声をかけてもらえるようになります。

そのためには、ときには冗談を交えながら対応することも大切ですし、夜にお酒を飲んでバカ騒ぎをすることも大事だったりします。

この辺りは人それぞれの性格による部分もありますが、参考程度に覚えておくと良いかと思います。

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