この記事の内容
- プログラミング時に使えるエディタが分かる
- どんなポイントを意識してエディタを選べば良いのかが分かる
- さまざまなエディタの種類が分かる
この記事を書いている私は、業界歴が10年を超えたシステムエンジニアです。これまでの私の経験を基に、プログラミングで使えるエディタをご紹介していきたいと思います。
これからプログラミングを始める方はもちろん、プログラミングをやっている人も新たな発見があるかもです。ぜひご覧ください。
エディタとは
エディタとはファイルを編集(edit)するソフトウェアのことを指します。一般的にエディタというとテキストエディタを指すことが多いです。
テキストエディタと聞くと、windowsでしたらもともとインストールされている「メモ帳」がそれにあたります。
基本的にはメモ帳でもプログラミングをすることが可能です。
ではなぜ、いろんなエディタが存在しているのでしょう?
それは、「いろんな機能が搭載されているから」です。
Windowsのメモ帳は、基本的にはテキストファイルの編集が行えるぐらいで、操作を取り消そうとしても、1操作を取り消すぐらいで、5個前の操作状態に戻すこともできませんよね。
しかし、プログラミングで使われるようなエディタの場合には、操作を前に戻すことはもちろん他にも様々な機能があります。
一概にエディタと言っても奥が深いものです。
自分に合ったエディタを見つけると良いでしょう。
どんな基準で選ぶべき?
では、エディタはどのように選ぶ必要があるのでしょう。
選ぶときのポイントは下記の通りです。
- 自分が使っているPC(OS)は何か
- 自分が使いたい機能はあるか
- 見た目が好きか
- 自分がプログラミングで使いたい言語は何か
ずばり、上記の通りです。以降でも少し解説します。
自分が使っているPC(OS)は何か
これはまず最初に考えなければなりません。
なぜなら、そもそも自分のPCにインストールできないからです。
スマホのアプリなんかでも、iPhone用はあるけど、Android 用はなかったりしますよね。
それと同じでWindowsには対応しているけど、Macには対応していないエディタもあります。いろいろと調べた結果、自分のパソコンに対応していなかった、、なんてこともよくある話です。
結局インストールできないエディタを眺めていても時間の無駄です。なので、まずは自分のOSに対応しているのかを確認すると良いです。
自分が使いたい機能があるか
なんでもそうかもですが、プログラミングでも作業スピードは重要です。
そして、作業スピードを出すためには、テクニックが重要です。
プログラミング言語を理解できているということも大事ですが、ある程度理解ができていれば、あとは手の速さがものを言います。
そして、手の速さには、エディタに便利な機能がついていることが重要になります。チマチマ手で打ち込んでいたら時間がかかってしまい仕方がありません。なのでみんな便利機能を使うのです。
これだけは欲しい便利機能
私の場合、下記の機能だけは欲しく、エディタを選ぶときはここしか見ていません。
※他の「置換機能」なんかは、どのエディタにもついている感じなのでわざわざ記載していません。
- 矩形選択
- 入力補完
上記の通りです。
というか、矩形選択の有無だけを見てるっていっても過言ではないです。
それだけ便利な機能です。
自分が好きな見た目であるか
これは実は極めて重要です。
なぜならば、好きな見た目のエディタの場合、気分が乗ってプログラミングが進むからです。
逆に見た目が気に入っていないエディタの場合は、やはり気分が乗りませんよね。
最低限、フォントの種類やサイズだったり、背景の色だったり、自分の好みに合わせて変更したいものです。
自分がプログラミングで使いたい言語は何か
ここは少し気にするレベルでOKです。
プログラミング言語とエディタには少なからず相性というものがあります。
こればっかりは、どうしようもないところなのですが、頭の中に入れておきましょう。
ぱっと見、「いまいちだな。」と感じる場合があるかもですが、設定で変更できる場合もあります。そのプログラミング言語に合わせた表示というやつです。
なので、設定周りを見直してみて、自分がやりたいプログラミング言語に合う設定を探してみることが良いかと思います。
エディタは基本的には複数の言語に対応している場合が多いので、そこまで気にする必要はないです。
プログラミング用エディタの紹介
それでは次からエディタの紹介をしていきます。
サクラエディタ
サクラエディタは私が最もおすすめしたいエディタの内の1つです。
こちらについては、別途記事を書いていますので、詳しくはそちらをご覧ください。
Sublime Text
Sublime Text(サブライムテキスト)は、Windows、Mac、Linux環境で利用が可能な無料のテキストエディタです。(有料版もあります。)
私もMacで利用しているエディタになります。(Windowsの場合はどうしても使い慣れてしまった、サクラエディタを利用していますが。。)
プラグインも用意されているため、後から機能を追加していくことも可能です。※プラグインとは、「アプリケーションの機能を拡張するソフトウェア」のことです。
かゆいところに手が届くような、いろんなプラグインが用意されていますので、自分好みのプラグインを揃えていくことも楽しいですね。
Atom
Atom(アトム)はSublime Textと同様で、Windows、Mac、Linux環境で利用が可能な無料のテキストエディタです。
プラグインも豊富に用意されているため、自分好みにカスタマイズしていくことが可能になります。
プラグインが多すぎて何を入れてよいのか分からないぐらいです。ネットにもいろいろな情報が公開されているため、まずは一度探してみるとよいかと思います。
Atom標準機能では用意されていないようなものでも、プラグインを入れることで使いやすいエディタに様変わりします。
秀丸エディタ
こちらは有料のエディタになります。また、Windows専用のエディタになっています。
有料というだけあって、機能は豊富です。
ただし、プログラミングの現場で使っている人は私の周りにはあまり見かけませんね。
Windows 用ソフトウェアとして昔からあって、そういった点では信頼度は高いと思いますが、個人的には見た目がスマートでない感じ。
THE Windowsアプリって感じです。(分かりづらい表現ですが、分かるかな。。)
Eclipse(エクリプス)
Eclipseとは、オープンソースの統合開発環境になります。というだけあって、とても機能が豊富です。
エディタというよりは、本当に開発環境という感じで、設定も若干大変です。
主にJavaの開発で使用されていることが多いですが、その他のJavaScript、PHP、Python、C 、C# 、C ++ 、COBOLなど、様々な言語にも対応しています。
Visual Studio
Visual Studio(ビジュアル スタジオ)は、Microsoftが販売している、統合開発環境です。
要するに機能は超豊富。
一昔前までは、Visual Studioといえば、VB(Visual Basic)の開発用ソフトウェアというイメージが強かったですが、今では他の言語も扱うことが可能です。
また、マルチプラットフォームにも対応しており、Linuxや、Android環境でも利用することができます。
こちらはもちろん有料となります。初心者の方は、手を出す必要ないでしょう。