この記事の内容
- プログラミングには英語が必要なのかが分かる
- 英語ができない場合にはどうすれば良いのかが分かる
プログラミングに英語は必要なのか?
結論として、プログラミングに英語は必須ではありません。しかし、英語ができたほうがいいです。
なぜかというと、プログラミングの世界は全て英語だからです。
具体的には、プログラムを扱うときは下記の場面で英語が必要になります。
- プログラムソースコードそのもの
- プログラムで発生したエラーメッセージ
- いろんな調べもの
- エディタや開発環境
上記のとおりです。以降で少し説明します。
英語を使うシーン①:プログラムソースコード
まず、プログラムを書くことそのものが基本的には英語です。
中には、日本語でしかもプログラムを書くのではなく、部品を組み上げていくようなプログラムもあります。
なかなか説明が難しいのですが、部品をマウスで選び、設定を変えプログラムを組み上げていくようなものです。
「ソースコードは基本的には英語である」といっても、いろんな英単語が出てくるわけではありませんし、難しい英文法を使わないとけないというわけではありません。
プログラミングの世界でよく使う英単語だけを覚えておけばOKです。というより、大抵の英単語は誰でも知っているような内容になります。
また、そのレベルなので今知らなくてもプログラミングを続けていくうちに勝手に覚えていけるようなレベルなので、全く気にする必要なしです。
英語を使うシーン②:エラーメッセージ
次に、プログラムを組んでいるときや、プログラムを動かしたときに発生するエラーも、英語になります。
これはもうありとあらゆる英語の内容で表現されます。
なので、無数の英単語と、普通に英文法も理解しておく必要があります。
ですが、今時は英語の翻訳が簡単にできますので、全く問題ありません。ふつうに考えてみれば分かりますが、日本にいるプログラマーたちがみんな英語できるかっていうと、そんなわけないですからね。
みんなほぼ、調べながら作業を進めているのです。
英語を使うシーン③:いろんな調べもの
上記のエラーメッセージの内容からエラーの原因を調べたりしますが、そのときもやはり英語が必要になります。
よくあるようなエラーの場合には、エラーメッセージをコピーしGoogleの検索窓に入力し検索するだけで、エラーの原因を日本語で教えてくれるような場合もありますが、ちょっとマニアックなエラーの場合には、完全に英語サイトしかでてきません。
このようなときも、やはり翻訳機能を使って調べていくことになります。
最近はページを丸ごと日本語化してくれるサービスなどもありますので、大変便利になりました。
英語を使うシーン④:エディタや開発環境
最近では、ごくごく稀にという感じですが、エディタや開発環境も英語の場合があります。
大抵の場合は「日本語化」できるようになっていますので、そこまで気にする必要があります。マイナーなエディタや開発環境の場合には、日本語化が追いついていなかったりします。
あまり気にする必要はないので、参考までにという感じです。
翻訳すれば良いが、手間であることには違いない
冒頭で、「英語はできたほうがいい」といいましたが、これは完全に間違いありません。
なぜなら、翻訳をいちいちするのは面倒だからです。
エラーメッセージの内容を間違ってタイムロスした話
エラーメッセージをいちいち翻訳するのは面倒なので、翻訳せずに自力で英語を読んでみる場合がよくあります。
簡単な英語の場合、学生時代の僅かな英語貯金のおかげで読める場合もあるのですが、間違って読んでしまう場合もあります。
これが1番困るパターンです。
エラーメッセージの内容に沿った対応(プログラムの修正など)をやったつもりでも、一向にエラーが解消されないからです。誤って理解したエラーメッセージに沿った対応なので、当たり前の話なのですが、こっちからすると「なぜ???」という感じです。
いろんな対応をとってもエラーが解消されず、最終的に「エラーメッセージの内容って合ってるよね?」って遡ることになります。
そこで初めて翻訳してみて、「エラーの内容違うじゃん」ってこともあります。
完全に無駄時間ですよね。英語が理解できていればこんなことにはならないのですが。。。
プログラムの最先端はアメリカです
日本人として悲しい話ですが、プログラムの最先端は日本ではありません。
アメリカといっても過言ではないかと思います。
ゆえに、英語なのです。
最先端の技術を最速で取り入れようとする場合には、マニュアル類も英語なので、技術を理解する前に「言葉の壁」が立ちはだかります。
この壁を乗り越え技術を習得しなければならないので、他の英語圏の国々に比べると、やはり情報の伝達は遅くなってしまいます。
マニュアル全部をいちいち翻訳なんてしてられないですからね。(紙の本だったりすると、ぐったりしてしまいます。)
英語よりも重要なこと
英語はできると役に立ちますが、今現在英語ができないのであれば、別のことを伸ばしたほうが良いと思います。
※英語に興味があり、プログラミングと一緒に英語を学ぼうとしている方は問題ありませんが、プログラミングのために、今から英語を学ぶメリットはあまりないということです。
英語を勉強するぐらいなら、作業スピードUPの方法を考えよ
前述のとおり、プログラミングをするにあたって英語は役に立ちます。しかし、せっかく今から勉強するのであれば別のことを勉強したほうがよいです。
別のこととは何かというと、「プログラミングのスピードUP」です。
なぜなら、どこにいっても生産性(作業スピード)は重要視されるからです。
システム会社に就職しプログラミングを担当する人や、フリーランスのエンジニアとして活躍する人であっても、作業スピードは重要です。
自分の趣味ごとでしたら無限に時間を使うのは自由ですが、仕事となるとそうはいきません。
どうすれば作業スピードをUPできるかも考え、進めていく必要があります。
具体的にはどうやるのか
プログラミングをマスターするということも1つですが、それよりも簡単にスピードUPする方法があります。
なにかというと、「コーディングのテクニック」を覚えるということです。
分かりやすく簡単にいうと、ツールなどの便利機能を使い、コーディング時間を圧縮するということです。
頭を使って考えるような作業はなかなか時間を短縮することは難しいですが、ひたすら手を動かすような作業の場合には、『いかに簡単に正確に早く』作業できるかを考えるべきところです。
プログラミングはおろか、パソコンを触る経験があまりなかった方には難しいところかと思いますが、徐々に慣れ、考えていくべきところになります。
この辺りのテクニックについては、別の記事にまとめたいと思います。
最後に
繰り返しになりますが、簡単におさらいです。
- プログラミングには英語は必須ではないが、できると有利
- プログラミングのためにわざわざ英語を覚えることは不要
- 英語よりも作業スピードUPの方法を学ぶべし
上記のとおりです。
本日は以上となります。