サクラエディタのGrepをコマンドラインで実行できないかなぁ。
できれば自動化したいんだけどなぁ。
ってときのやり方をご紹介します。
サクラエディタのGrepをコマンドラインで実行する。
この記事では次のことを知ることができます。
- コマンドラインでの実行方法。
- Grepの自動化の方法。
上記のとおりです。
では、次から具体的に説明してきます。
サクラエディタのGrepをコマンドラインで実行する方法。
結論ですが、下記のように実行すればOKです。
cd /d “C:\Program Files (x86)\sakura”
sakura -GREPMODE -GKEY=”atom” -GFILE=”ファイル名.txt” -GFOLDER=”C:\Users\papa\Desktop\work” -GCODE=99 -GOPT=SP2
イメージとしては、下記のとおりです。コマンドプロンプト上で実行します。
たったの2行しかコマンドはないのですが、軽く説明しますと下記のような感じです。
- 1行目:サクラエディタがインストールされている場所に移動しています。
- 2行目:サクラエディタをGrepモードで呼び出しを行い、必要なパラメタ(検索条件、場所など)を渡しています。
2行目の部分の細かなパラメタ(オプション)の意味は次のとおりです。
-GCODE:Grepでの文字コードを指定します。99は自動判別になります。
-GOPT:Grepの検索条件を指定します。
S:サブフォルダも含める、P:該当行を出力、2:結果の出力形式
サクラエディタのGrepコマンドのオプション
サクラエディタの公式ページに細かく記載がありますので、そちらを参照ください。
http://sakura-editor.sourceforge.net/htmlhelp/HLP000109.html
サクラエディタのGrepを自動化する。
今回はバッチファイル(〇〇.batファイル)にて自動化をしていきます。
簡単にいうと、
- Grep対象の文字列はいつも決まっている。
- Grep対象のファイルをドラックすると、Grepが実行される。
のようなbatファイルを作成します。
サクラエディタ自動Grepバッチの作り方。
バッチファイルの作成から、実行のやり方までを説明していきます。
バッチファイルの作成。
まずはバッチファイルを用意しましょう。
どこでも良いのでいったん、テキストファイルを用意します。
「test1.txt」みたいな感じですね。
その後、拡張子の変更を行います。
ファイル名の変更で、「test1.bat」とすればOKです。
下記のような感じです。
バッチファイルの編集。
作成した「test1.bat」を右クリック、「編集」を押下しファイルを開きましょう。
ファイルを開いたら、下記をコピーし貼り付けをすればOKです。
@echo off
set keyword=チーム
set target_path=%~dp1
set target_file=%~nx1
cd /d "C:\Program Files (x86)\sakura"
START "" sakura -GREPMODE -GKEY=%keyword% -GFILE=%target_file% -GFOLDER=%target_path% -GCODE=99 -GOPT=SP2
exit 0
※基本的には、赤文字箇所を好きな文字に変更すればOKです。
実際のbatファイルのイメージとしては、下記のような感じです。
バッチファイルの実行
実行のやり方は至って簡単です。
作成したバッチファイル上に、Grep対象のテキストファイルをドラッグすればOKです。
すると、下記のようにサクラエディタのGrep結果が表示されます。
まとめ:サクラエディタのGrepをコマンドラインで実行するのは簡単
いかがでしたでしょうか。
結構簡単じゃないか!!って感じではないかと思います。
応用すると様々な用途が見つかりそうです。
Grepキーワードには正規表現を用いると、検索の幅が広がりますので、気になる方はそちらもご覧ください。