プログラマー御用達のテキストエディタである、サクラエディタについて解説します。
今回は正規表現を使った仕事効率化テクになります。
仕事効率を上げたいと考えている方、ぜひご覧ください。
サクラエディタの正規表現で正規表現を使う。
この記事では次のことを知ることができます。
- 正規表現とは。
- 正規表現を使った超便利なテクニック。
上記のとおりです。
正規表現のテクニックを身に着けることで、仕事効率UPが間違いなしです。
次から具体的に説明していきます。
正規表現とは。
そもそも正規表現とはなんでしょうか。
正規表現(せいきひょうげん、英: regular expression)とは、文字列の集合を一つの文字列で表現する方法の一つである。
正則表現(せいそくひょうげん)とも呼ばれ、形式言語理論の分野では比較的こちらの訳語の方が使われる。
まれに正規式と呼ばれることもある。
上記のとおり。
簡単に言うと、文字列の規則を示したもの。
規則を定義し、規則に一致したもの or 一致しないものを検索することが可能になります。
正規表現を使った超便利なテクニック。
システムエンジニアの私が日頃に使用しているテクニックをご紹介します。
そんなに頻繁に使うようなものでもないのですが、たまーに必要になったりするんですよね。
私の覚書の意味も含めて記載します。
一度覚えておくと活躍すること間違いなしです!
正規表現で改行を検索する。
改行を検索したい場合には、次のとおり検索します。
検索条件入力例:\r\n
OSによっても改行コードが異なりますので、うまく検索できない場合は下記も参照するとよいでしょう。
OS | 改行コード | 改行コード名称 |
Mac OS(9以前) | \r | CR(Carriage Return) |
UNIX系全般 | \n | LF(Line Feed) |
Windows系全般 | \r\n | CRLF |
正規表現でOR検索。
”あ” OR ”い”の文字を検索したい場合には、次のとおり検索します。
検索条件入力例:あ|い
詳細な説明は下記です。
- 「|」:OR(または)を示す。
正規表現でAND検索。
”あ” AND ”い”の文字すべてが含まれる行を検索したい場合には、次のとおり検索します。
検索条件入力例:^(?=.*あ)(?=.*い).*$
※「^(?=.*い)(?=.*あ).*$」でも同じ結果が得られます。
詳細な説明は下記です。
- 「^」:行の先頭
- 「(?=パターン)」:パターンに一致するか(肯定先読み)
- 「.」:任意の1文字
- 「*」:直前の文字の繰り返し
- 「あ」:ここでの検索したい文字列
- 「(?=パターン)」:パターンに一致するか(肯定先読み)
- 「.」:任意の1文字
- 「*」:直前の文字の繰り返し
- 「い」:ここでの検索したい文字列
- 「.」:任意の1文字
- 「*」:直前の文字の繰り返し
- 「$」:行の最後
正規表現で、ある文字が含まれる行をGrep検索する。
”あ”が含まれる行を検索する場合には、次の通りに検索します。
検索条件入力例:^.*あ.*\r\n
詳細な説明は下記です。
- 「^」:行の先頭
- 「.」:任意の1文字
- 「*」:直前の文字の繰り返し
- 「あ」:検索対象の文字
- 「.」:任意の1文字
- 「*」:直前の文字の繰り返し
- 「\r\n」:改行コード
正規表現で、該当しない行のみをGrep検索する。
”あ”と”い”がいずれも含まれない行を検索する場合には、次の通りに検索します。
検索条件入力例:^(?!.*(あ|い)).*$
詳細な説明は下記です。
- 「^」:行の先頭
- 「(?!パターン)」:パターンに一致しないか(否定先読み)
- 「.」:任意の1文字
- 「*」:直前の文字の繰り返し
- 「あ|い」:ここでの検索したい文字列(”あ”または、”い”)
- 「.」:任意の1文字
- 「*」:直前の文字の繰り返し
- 「$」:行の最後
今日はこんなところで。
今後も仕事で活躍したテクニックを追記していきたいと思います。