本記事では、上記のような疑問を解決します。
この記事の内容
- システムエンジニアに向いている人がわかる
- 自分がシステムエンジニアに向いているかがわかる
この記事を書いている私は、システムエンジニア歴が10年を超えました。
これまでの経験を踏まえ、どんな人がシステムエンジニアに向いているのかを紹介します。
これから就職を考えている学生さんや、転職でIT業界を考えている方にオススメです。ぜひご覧ください。
システムエンジニアに向いている人とは【現役SEが教えます】
さっそく結論ですが、システムエンジニアに向いている人は次のとおりです。
- 論理的思考ができる
- コミュニケーションが得意
- 勉強が苦でない
上記のとおりです。
次から具体的に説明していきます。
SE向きの人 その①:論理的思考ができる
システムエンジニアに向いている人の特徴の1つめは、「論理的思考ができる人」です。
なぜなら、システムエンジニアはあらゆる状況を正確に把握し、問題を解決していく必要があるからです。
システム開発をするときには、さまざまな工程を実施する必要があるのですが、その全てでうまくいくということはほとんどありません。
問題が発生しつつ、それを解決させながら進めていくような感じになります。
数学のように明確な答えがあるわけではない状況で、問題に対する対応を考え出す必要があります。そして、その対応が正しいことを、顧客や上司、チームのメンバー全てを納得させる必要があります。
そのためには、「過不足なく、主張に飛躍がない考え方」=「論理的思考」が必要です。
自分が悪い(失敗した)場合もありますが、そうではなく、依頼主(発注主)が悪い場合だってあります。いろいろな状況がある中で、最善の道を選択し、納期はもちろん品質を確保しシステムを完成させる必要があるのです。
SE向きの人 その②:コミュニケーションが得意
システムエンジニアに向いている人の特徴の2つ目は、「コミュニケーションが得意な人」です。
もしかすると、IT業界の人間はオタク系の人のイメージがあり、コミュニケーションとはかけ離れたイメージを持っている人もいるかもしれません。
しかし、コミュニケーションは非常に大切になります。
これはシステムエンジニアに限った話ではないかと思いますが、仕事をする上で非常に大事です。
理由は次のとおり。
- 目標・意識を統一する
- 指示を正しく伝える、理解する
- 意識を向上させる
- ・・・他にもいろいろ
と、コミュニケーションの必要性はいろいろとあるかと思いますが、私の意見としては、次のとおりです。
なぜなら、仕事には必ず相手がいて、一人でするものではないからです。
相手は一緒に仕事をすすめる仲間であったり、仕事の依頼主であったりします。しかし、いずれの場合においても仕事というものは人と人とが共に進めていくものです。
人対人ですから、必ず関係性の良し悪しというものはあり、それによっては仕事の結果にも影響が出てくる場合があります。
例えば、ちょっとしたミスが発生した場合に、関係性ができている場合であれば、「次は気をつけてね」で済みますが、関係性ができていない場合には、「なんでこうなったんだ!きちっと説明しろ!」というふうになります。
もちろん、コミュニケーションがとれていても普段の仕事がしっかりとできていなければ意味がないのですが、関係性の構築ができていないと仕事が上手く進むことは少ないです。
なので、コミュニケーション(関係性の構築)が得意な人は、システムエンジニアに向いています。
SE向きの人 その③:勉強が苦でない
システムエンジニアに向いている人の特徴の3つ目は、「勉強が苦でない人」です。
IT業界に関わる人間は、技術の進歩についていく必要があるので、知識を随時身につけていく必要があります。
そのため、ただ単に仕事をこなすだけではなく、+αで自分でも勉強をしていく必要があります。
※ただ、常に上を目指したいと考えている人だけでよいと思います。一応勉強しなくても仕事をする中で覚えていけばよい部分がほとんどですので、そんなに恐れなくてもOKです。
勉強が好きな人はあまりいないと思いますので、やはり技術的なことが好きな人が良いかもです。
「好きこそものの上手なれ」という言葉もありますとおり、好きなのであれば勉強も苦ではなくなりますからね。
自分はシステムエンジニアに向いているのか
自分がシステムエンジニアに向いているのかどうかは、前半のはなしに加え、就職した会社次第ということを覚えておくとよいです。
なぜなら、仕事の内容によって全く変わってくるからです。
例えば、仕事を受注しても実際の作業は他の会社に委託するような一次請け企業に就職した場合と、二次請け、三次請け企業に就職した場合とでは仕事の内容が変わってきます。
一次請け企業に就職した場合には、技術力というよりは管理能力が求められる場合が多いです。逆に二次請け、三次請けの場合にはバリバリの技術力が必要となります。(もちろん管理能力も必要ですが。。)
コミュニケーションの能力は必要といいましたが、場合によっては、必要性が低くなる場合もあります。ぶっちぎりの技術力がある場合には、そっち方向で重宝されコミュニケーション能力が多少低くても許され、周りがフォローしてくれるからです。
ただ、そもそも技術力を重要視しないような仕事の場合には、やっていくことは厳しいでしょう。
「困ったときは”持ちつ持たれつ”」といいつつも、畑が違うとかなり厳しいです。。
なので、自分がシステムエンジニアに向いているのかについては、仕事の内容についても意識すると良いです。
その会社がどんな仕事をしているのはどうやったら分かるの?
実際のところ、その会社がどんな仕事をしているのかを明確に把握することは難しいです。
プロジェクトによっても変わってくる場合があるからです。
しかし、おおよそとして言えることは次のとおりです。
- 大手企業では、技術力よりも管理能力の方が求められる
- 中小企業では、技術・管理の両方が必要
上記のとおりです。
大手企業の場合は、技術力がいらないと言っているわけではありません。
大手企業の場合だと、受注した仕事を別の会社に委託する場合などが多々あるため、委託先会社の進捗や品質の把握・コントロールをする必要が出てくるため、管理能力がより重要になってくるのです。
そこまで難しいことを考えなくてもOK
とはいえ、自分がシステムエンジニア向いているのかどうかは、そこまで難しく考えなくて良いと思います。
仕事をする上で学ばないといけないこと、頑張らないといけないこと、大変なこと、そんなものはどの業界・仕事でも同じことですよね。
パソコンが好き、プログラムが好き、システムを作るのが好き、、、そういった理由でいいと思います。
私も実際そうでした。プログラムが好きだったのでこの業界を選びました。
「好きだな」と思えるのであれば、頑張れるのでトライしてみると良いです。