突然ですが、英語は得意でしょうか?
おそらく、多くの方が英語を苦手だと思っているのではないでしょうか?
しかし、英語は、ビジネスパーソンであればある程度は理解できるようにしておくべき言語です。
なぜなら、英語は世界共通言語で、世の中の情報は、ほとんど英語で出回っているからです。
今回は、ビジネスパーソンに必要な英語力について説明します。
英語が苦手な方はぜひ読んで、英語ができないことについての危機意識をはっきりと持ってほしいと思います。
英語はせめて読めるようになること
結論からいうと、ビジネスパーソンに必要な「最低限度の」英語力は、英文を読めるような状態のことを指します。
英語を読めるようなレベルの英語力は、ビジネスパーソンとして生きていくためには最低限必要だということです。
では、なぜ英語を読めるレベルの英語力が必要なのでしょうか?
答えは簡単で、拾いに行ける情報の量が格段に変わるからです。
近年では、インターネットの発達で、凄まじい量の情報にいつでもアクセスすることができます。
では、インターネットの情報のうち、英語で書かれているものは全体の何割でしょうか?
答えは9割です。インターネットの情報のうち、9割の情報が英語で書かれているのです。
つまり、英語が読めない人は、この9割の情報を「英語が読めない」というだけで取り損ねてしまうのです。恐ろしいと感じませんか?
英語が読め、インターネットの中のほぼ100%の情報で戦える者と、英語が読めず、インターネット情報の中の1割でしか戦えない者との対決であれば、結果は火を見るより明らかです。
世界で生きていくためのみならず、日本国内で勝ち抜くためにも、英語力は必須なのです。
情報を制する者は戦いを制します。インターネットの情報を駆使して、国際社会で戦うためにも、英語は読める程度のレベルまで習得しておくべきなのです。
Google翻訳ではダメな理由
「英語は最低限読めなくてはならない」と書くと、「Google翻訳があるからいいじゃないか」という答えが返ってきそうです。
確かにGoogle翻訳を始め、翻訳アプリは便利ですが、それだけに頼ってしまうのはNGです。
なぜなら、Google翻訳などは、時たま誤訳をすることがあるからです。
一度Google翻訳で複雑な文章を翻訳させてみてください。おそらく、3回に2回くらいは間違った翻訳が出てくることでしょう。
英語のリテラシーがある人は、誤訳に気付いたり、自分で修正できたりしますが、英語のリテラシーがない人の場合、それができません。
その結果、間違った意味の翻訳を鵜呑みにしてしまったり、あまりに不自然な翻訳に気づいたとしても、意味を自力で修正できず放っておいてしまうことになりかねないのです。
確かにGoogle翻訳は便利です。
しかし、Google翻訳も時には間違いを犯します。その時に自力で修正する力がないと、翻訳に振り回されてしまう形になるのです。
「話す」「聞く」力はどのレベルまで必要か
前述の通り、英語は読めるようにならなければなりません。
ですが、読者の方にはこういった疑問を持つ方もいるでしょう。「では、話す・聞くは必要ないのか?」という疑問です。
これに関しては、あなたが目指す生活スタイルによって異なる、としか言いようがありません。
もし、あなたが海外旅行にも行かず、一生を日本国内でのみ過ごしていくというのであれば、「話す・聞く」といった力は必要がありません。
ですが、あなたがもし海外旅行に行く、英語で仕事をするなど、少しでも海外に触れる可能性のある場合は、「話す・聞く」能力も必要になってきます。
では、具体的にどのくらいのレベルの「話す・聞く」能力が必要となってくるのでしょうか?
それは、「必要に迫られた時に、パッと英語が出てくる」レベルです。
これを聞くと、かなり難易度が高いと思われる方もいると思います。では、どうしてそこまでの能力が必要となってくるのでしょうか。
答えはシンプルで、英語圏で不当な扱いを受けた場合に、自分の身を守り、自分のやりたいこと・実現したい目標を成し遂げるためです。
どういったことかというのを、私の友人の例で説明します。
私の友人は、ある時家族でグアムに旅行に行っていたそうです。しかし、このグアム旅行中に事件が起きました。
インターネットで予約したホテルが正しく予約されていなかったのです。友人は英語圏のインターネットサイトの管理者に連絡をして、別のホテルを手配するよう依頼しました。
ところが、念のためといって新しく手配してもらったはずのホテルに連絡をしたところ、予約がされていないどころか、満室で新規のお客さんを受け入れるキャパシティすらないことが発覚。
友人がインターネットサイトの管理者を問い詰めることで、なんとか事なきを得たのです。
もしこのような場合に友人が英語を話せなかったとしたら、インターネットサイトの管理人に腹を立てつつ、泣き寝入りするしか術がなかったのではないでしょうか。
英語を話せたことによって、突然の不当な対応にも怯まず、正当な対応を引き出すことができたのです。
英語圏のサービスは、日本のサービスほど丁寧ではありません。
なので、時には不当な扱いを受けることもあるということを覚えておきましょう。
その上で、そういった不当な扱いから自分を守り、実現したいことを実現するために、「必要に迫られた時に、パッと英語が出てくる」レベルの「話す・聞く」力が必要になってくるのです。
「書く」力はどのレベルまで必要か
それでは、英語の4つの力の最後の1つである、「書く」についてはどのくらいのレベルが必要なのでしょうか。
実はこれも、あなたの生活スタイルによって異なるのです。
もしあなたが仕事で英語を使っていないのであれば、「書く」力はそれほど必要ではありません。使う機会がないからです。
しかし、もしあなたが仕事で英語を使う機会があるのであれば、「話す・聞く」と同等の「書く」力のレベル、つまり「必要に迫られた時にパッと英語が出てくるレベル」の力が必要となってきます。
なぜかというと、英語で仕事をする可能性のある人は、メールなどで英語でやり取りすることも多くなるはずだからです。
この時に「書く」力がないと、英語の文章で相手に伝えたいことを伝えられない、なんてことになりかねません。
「書く」力については、日常生活においてはそれほど重要度の高くない能力ではあります。しかし、英語を使って仕事をする人にとっては、英語で「書く」ということはコミュニケーションの手段となっていますから、それなりのレベルが求められるのです。
まとめ
今回の内容は、以下の通りです。
- 英語は最低限、読めるようになることが必須
- Google翻訳だけでは、誤訳に振り回される可能性があるので、ダメ
- 「話す・聞く」力は、必要に迫られた時にパッと英語が出てくるレベルには、必要
- 英語で仕事をしているなら、「書く」力が必要
ここまでで述べてきた通り、現代を生きる上で、英語は必須のスキルとなりつつあります。
しかし、勘違いしないでほしいのは、英語はあくまで手段であって、目的ではないということです。
つまり、英語を学ぶ先には、何か英語を使って成し遂げたいことがなければいけません。
あなたは英語を使って何を成し遂げたいですか?
パッと思い浮かばない人はまずそこから考えてみてください。そして、英語のスキルを身につけて、ぜひ成し遂げたいことを実現させてください!
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